普段、「登山」を趣味としていますが、毎週山に行けるわけではありません。
山に行かない、よく晴れた週末は、実家の畑で「家庭菜園」を手伝っています。
今現在、栽培している野菜たちは、スナックエンドウ、とうもろこし、すいか、アスパラガス、ナス、いちご、玉ねぎ、ねぎ、イモ類etc…。
結構いろいろと作っています。
その中から、今旬の「いちご」をご紹介したいと思います。
ちょっとめずらしい「いちご」だぞ。
皆さんもよくご存知の通り、いちごには多くの品種が有って、普段スーパーでよく目にするのは「章姫」や「あまおう」や「とよのか」辺りでしょうか。
実家で栽培している品種は「桃薫」といって、読んで字のごとく、薫りはもちろん、味も桃を食べている様に感じられるちょっと変わった!?「いちご」です。
普通のいちごを栽培しても面白くないしね!
最初、10個の苗から何年もかけてここまで大きく成長させることが出来ました。(家庭菜園をやっている友人達に毎年親苗を分けても余らすほど!)
葉の下にはビッシリ!といちごが成っています。
ただ毎年、立派な実が成るとは限りません。同じ育て方をしているのに、なぜか出来高に差が生じてくるのです。
そして今年の出来高はというと、タイトル通り豊作の年で辺り一面、桃の薫りが充満しています。
「それはちょっと言い過ぎじゃない?!」
「イヤ、これが割とマジで!」
そんな「桃薫」について少し解説を入れておきます。
「桃薫とうくん」ってどんないちごなの?
品種登録
2011年に品種登録された「桃薫」は、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)野菜茶業研究所と北海道農業研究センターにより開発されたイチゴです。
形
桃薫(とうくん)の果実の大きさはやや大きめとされ、形は縦横比が同じくらいの円錐形です。表皮の色は完熟してもとても淡い桃白で、真っ赤ないちごのイメージとは違います。
そう果(種のようなもの)のくぼみが一般的なイチゴに比べかなり深く、イチゴの表面が凸凹している感じです。
味
淡い桃のような色合いと、華やかな香りが強く、一般的ないちごとは一線を画する品種となっています。イチゴは赤いほど甘いというイメージがありますが、「桃薫」はサーモンピンクでも十分な甘さがあります。
香りと色あい
今までのイチゴのイメージをガラリと変えてしまうくらい、斬新な品種なのです。イチゴといえば誰もが思い浮かべるのは真っ赤な色ですが、「桃薫」は完熟してもサーモンピンク。本体からはモモのような、独特な甘い香りが強く漂います。
価値
苗は市販されているほか、ネットでも購入することができます。各地でも栽培されているようですが、まだまだ生産量は少なく、注文生産を中心にしている農家も多いようで、一般のスーパーなどで見かけることはありません。
実食
「見た目」と「味」の違いに初めは困惑しますが、食べすすめるとやっぱり「いちご」です。
その「いちご」の甘酸っぱさの中に「桃の味と薫り」が加わることで、他では味わったことのない優しい甘さが口の中に広がります。
もちろん食感も「いちご」です。
当然、「いちご」か「桃」かと言われれば、「いちご」なので、くれぐれも誤解なされないように。
<私の評価>
- 酸味 ★★☆☆☆
- 甘み ★★★★☆
- 赤み ★☆☆☆☆
- 桃味 ★★★☆☆
- 桃薫 ★★★★☆
- 大きさ ★★★☆☆
因みに私はいちごを潰して、砂糖と牛乳を混ぜて食べるのが好きです。
幼年期に今ほど「甘くないいちご」に砂糖をかけて食べていたので、この食べ方が、「甘いいちご」になった今でも私のスタンダードです。
周りからは「もったいない!」と言われます。
食べ頃ギャラリー
真っ赤にはならないので食べ頃の見極めが軽く難しく・・
意外にも真っ赤より、ピンクの方が甘かったりもする!
最後に販売ページを載せておきますので良かったらどうぞ。
大きな畑が無くても、ベランダがあればプランターで栽培は出来ますので、苗を買って挑戦してみるのはどうでしょう。(季節的に販売時期には限りがありますのでご注意下さい。)
国華園の通販ページ
https://www.kokkaen-ec.jp/top/detail/asp/detail.asp?scode=8137003
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