アークテリクスのパンツは過去にもいくつかご紹介していますが、今回ご紹介するこちらの「Sabreo Pant(サブリオパンツ)」には3度驚かされました。
その内容とは?
1度目は試着のとき、2度目と3度目は山行のとき。
「いくらアークテリクスといえど、たかがパンツでしょ?」
フッ、「ノンノンノン」あまいな・・
「やっぱアークテリクスにしておいて良かったな〜」と思える内容なので、ご興味ある方は見ていって下さいね。
Sabreo Pant(サブリオパンツ)ってどんなパンツなの?
上の写真で履いているシューズはこちら。
それでは、サブリオパンツについての基本情報をお話します。
と、その前に、サブリオパンツと同系統のパンツで「レフロイパンツ」についても合わせてご紹介させて頂きます。
価格、スタイル、使用シーンが似ているこれらパンツの違いについて表にまとめてみました。
サブリオパンツ | レフロイパンツ | |
重さ | 220g | 290g |
フィット | トリムフィット | トリムフィット |
裾 | 先細フィット | ストレートレッグ |
素材 | 4wayストレッチのフォーティアス™DW1.0 | 極上の透湿性を誇る Aequora Airperm™ 生地 |
アクティビティ | ハイキング / トレッキング | ハイキング / トレッキング |
価格 | ¥15,400(税込) | ¥14,300(税込) |
備考 | 廃盤 | REDESIGNED |
スミマセン。最初にお断りしておきますが、今現在(’21年)サブリオパンツは公式ストアでは購入できません。
すでに廃盤となっており、アウトレットストアでなら購入可能です。定価の3割引で売ってます・・¥10,780也
1度目の驚き。それは試着の時・・・
「のびのびサロンシップより伸びるぞコレッ!」
それはショップでサブリオパンツとレフロイパンツを試着した時のこと。
サブリオパンツは4方向のストレッチに加え、膝の裁断により曲げ伸ばしが非常に楽で、まるで何も履いていないかのような感覚・・。
レフロイパンツについても、生地の違いにより多少違いはあるものの、ほぼ同程度に感じました。
明らかに違うのが、屈んだ時のお尻から腰にかけての突っ張り感が、サブリオパンツは皆無だったのに対し、レフロイパンツは屈むと下方向に生地が引っ張られ、腰に隙間が出来てしまうのです。
恐らく縦方向のストレッチがレフロイパンツはあまり無いのかも知れません。
サブリオパンツの生地には「フォーティアス」が使われています。これは以前ご紹介した「シグマFLパンツ」にも採用されているクライミングに特化した4方向に伸縮する生地です。
時に、足が吊りそうになるぐらい、広げたり曲げたりする場面で、パンツが突っ張って思うように動かせないのはストレスですよね。
サブリオパンツならそのような心配は要らないと断言できます。
なお、レフロイパンツに採用されているAequora Airperm™ 生地は「シグマSLパンツ(廃盤)」に採用されていました。
触った感じ生地厚がサブリオパンツよりあって耐久性は勝っていると思います。その分、体型によって突っ張りを感じる人も。
2度目の驚き。すごいぞ!この耐久性!!
「うすうす生地なのに転んでも傷一つ付きません!」
ザレ場で足を滑らせ、膝をガリガリの岩で擦ってしまったのにも関わらず、無傷だったのには驚きました。
当然?膝の皮膚はめくれて出血していました。
穴が空いてしまったのを覚悟して見たら、かすり傷すら無かったので、何度もぶつけた部分を探したほどです。
これだけ薄い生地であるにも関わらず、この耐久性は普通ではありません。
それは、山行でハイマツや笹薮を渡る際も、ほとんど気を使う必要が無いということです。
3度目の驚き。異次元の透湿性!
4月にしては暑い、日中25℃の中、いつもなら汗かきまくりなのに、「あれ!?今日はあまり汗をかかないな・・」と、ふと気づく場面がありました。
「そうだ、今日はサブリオパンツ履いていたんだ!」
快適すぎて、全く意識してませんでした。
1,000mほどの低山とはいえ、登山していて汗を気にしないなんて、サブリオパンツと出会うまで無かったので、初めはマジで驚きました。
真夏にショートパンツを選択される方もおられますが、まーまーな確率で膝を擦りむいていますね!?
技術進歩?により、真夏でもロングシャツ、ロングパンツで快適に過ごすことは可能な現代です。
あえて山行でショートパンツを選択される方は「シャレオツULハイカーさん」なので、リスクを理解した上級者だといつも見ています。
ですが、私は膝を岩にぶつけることが多いのでショートパンツは履きません。
それと徳沢園でデッカイ毛虫(チャドクガ)が膝の上まで上がっていたこともありました。(皆さんのんびり天気のいい日は外で寝ていますがキケン!)
ツバキ科の植物に生息しており、刺されるとムチャグチャかゆいです。目に見えない長い毛針を至るところに撒き散らすので、気づかずにそれに触れると腫れてしまいます。
最後少し脱線しましたが、以上が3度驚いた内容となります。
更にサブリオパンツの魅力に迫ります。
抜群のスタイル
170cm胴長短足の私ですら足が長く?見えませんか?
サブリオパンツは裾が先細フィットなので足元をスッキリ見せてくれます。
街着にしても違和感ないので、その日のスタイルに合わせて選ぶことが多いです。
他のクライミングパンツと違って、裾口を絞るドローコードは付いておりませんが、先細なのでロールアップして軽快にビーサンでも履けばキマリです。
因みに写真で着ているロングシャツは「レミージフーディ」です。真夏の強烈な日差しから肌を守ってくれて、UPFの値は最高の「50+」です。
その他の機能
スナップボタンは大小2つが配してあります。
スナップボタンを外してドローコードで微調整が可能
ドローコードの口は補強
裏地:膝の裁断箇所はシームテープ処理
安定の撥水処理
ジップポケットは両サイドに2箇所。裏地メッシュのポケットになっており、ベンチレーションとしても機能。
フリップが付いているので中身が落ちる心配もありません。
まとめ
性能、機能、生地、スタイル、(今なら)価格の全てが揃ったサブリオパンツについて紹介させて頂きました。
自分で使って良いものしかここでは紹介しません。メーカに怒られても悪いものは悪いと言わせてもらいます。
アークテリクスだからと言って、全てのアイテムが良いとは限りません。
クローゼットに眠ったままのアイテムだって数点あります。
今回のサブリオパンツは1年以上使って「改めて良いな〜」と感じたので紹介しましたが、残念ながら廃盤となっていました。
欲しい人はアウトレットに行けば、在庫はまだ残っていると思うので探してみて下さい。
そして良かったら感想を聞かせて下さい。
是非、感動を共有しましょう!
では、また山で・・・。
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