皆さんこんにちは!「アーク」を愛してやまないサフィンです。
タイトルにもあるように今回ご紹介するアイテムはバックパックになります。
それも極めて玄人寄りの【アルファFL】です。
一気室で、ロールトップで、サイドポケット類もない、一見使いにくそうなバックパックをなぜ愛用しているのか?
「疑問ですよね???」
正直、これから登山を始めようとする方には絶対オススメしません。
「明確な目的」と「趣味趣向」に全振りしたバックパックだと思ってください。
そこにアークテリクスの「魅力」があるのです。
まず初めに、その「魅力」についてお話していきますが、付いてこれない人はフツーに一般的なモデルを選ばれた方が「幸福度」は大きいと思います。
今回はそんなお話です。
あしからず・・・。
登山は「コダワリ」の塊
普段、登山やハイキングをしていて、他の方の持ち物って気になりませんか?
皆さん、少なからず「コダワリ」を持って登山されていると思います。
もちろん私もその一人です。
他人をジロジロ見るような事はしませんが、時々「あれ!?あのアイテムどこのヤツ?」なんて思ったりしませんか?
それが人と違うアイテムの場合、カッコよく見えたり、気になったりしませんか?
そうなんです。アルファFL30は「カッコいいんです!」
機能美を徹底し追求し尽くした先に存在する「存在」なので、一般的には受け入れがたいものがあります。
正直、私も購入に際し1年以上悩みました。
パット見、「アークテリクス全開」の機能美を放っていますが、実際問題、果たして使いやすいのか?
加えて、山で【アルファFL】を持っている人を一度も見た事がありません。
聞くところによると、海外では人気らしいね。
「カッコつけて買ったは良いが、後悔するヤツか?」
「3万もするし、買ったら最後、後には引けんぞ!」
これら想いが私の頭の中を幾度と駆け巡ります・・・。
自問自答を繰り返し、出した結論が「カッコいい!」にはやっぱり勝てない。
ただそれだけ・・・。
単純に、ただそれだけなんです!
私が山道具に選ぶアイテムはどれも質実剛健、機能美と耐久性にあります。
ちょこまかと無駄な装飾は好みません。
耐久性を欠いてまで軽量化を求めませんし、メーカー押し売りの便利機能に興味ありません。
【アルファFL】は「カッコいい」に加え、「機能美」+「耐久性」の要素が備わった、「究極のバックパック」なのです。
その後、実際に使って分かった「更なる魅力」についてもお話していきます。
外観はまるで「土管」のよう。。
皆さんは「土管」と聞いてパッと「絵」が浮かびますか?
それは、
「ドラえもん」に出てくる公園の土管ですか?
それとも、
「富永一朗」が描く土管ですか?
土管なんて、今ではまったく見かけなくなりましたが、昭和の時代、空き地に行けば土管が放置されていた記憶が蘇る。。。
すみません・・・、
脱線も甚だしいので話を戻しますが【アルファFL】の形状はそんな土管を彷彿とさせます。
見た目ちっちゃな土管を背負っているのに、なぜかカッコいい。
正直、見た目と細部のディテールに惚れて買いました。
スペック
商品カテゴリーは「アルパイン & ロッククライミング」ですが、それを低山の日帰りに使っています。
ピッケルやアイゼンによる傷も気にせず装着可能なので、雪山の日帰りにも重宝するでしょう。
(私にとって)「低山日帰り」は一年を通じて最も多い山行となり使用頻度も高いので、耐久スペックは高いに越したことはありません。
加えてシンプルな見た目故に、電車での移動も周囲に違和感を感じさせません。
表面の素材はグランヴィル同様、硬質で「カリカリ」した質感で、表と裏にあるジップは止水になっています。
「表ポケット」だけにフックコードが付いており、大きさはパーに広げた手が手首まですっぽり入る大きさです。
「背面ポケット」はグーにした拳が収まる大きさです。
内部のシーム処理は圧巻
一気室で内部は白一色(シームテープも白)で統一されており視覚性に優れます。
特筆すべきポイントは立体形成を保つため、生地が重なる部分にも抜かりなく止水テープが施されている点です。
硬質な生地を正確に折りたたんでデープで「確実」に、しかも表からは見えない部分なのに「正確」に処理してあります。
さすが、アークならではの成し得る技ですね。
どこだったかアメリカのブランドとは大違いだな・・
背面パッド(着脱不可)について
上の写真は背面パッドの全体になりますが、まずはその「形状」を見てください。
上(背中+肩)→下(腰)に従い、パッド面積を減らし、軽量化されています。
因みに背面パッドの厚みは5㎜ありました。
クッカー類の角が背中に当たっても、このパッドのお陰で違和感ありません。
ロールトップのバックル処理
これについても特筆すべきポイントなので言及しておきます。
バックルのベルトが軽量化の為、必要最小限に留められているのがお分かり頂けるかと思います。
切り口は完全に塞がれ、浸水する可能性ゼロといった様子です。
チェストベルト(着脱可能)
着脱可能なチェストベルトによって好みの位置に変更可能です。
幅広のウエストベルト
30L未満のバックパックにありがちな幅狭のウエストベルトではなく、約4cmの幅広のウエストベルトがしっかりと荷物と腰を支えます。
しかもハーネスと干渉しないように若干上方向に付いている(そうですが、ハーネス持っていないのでよくわからず・・。)
使って分かった良い点と不便な点
中身が無くても「有る」ように見える。
最悪、中身が空っぽでも有るように見えるので、背負ったときの見た目が良いです。
ロールトップで密閉できる構造の為、空気が漏れないから、へちゃけず自立するのです。
実際、上の写真は中身が半分ぐらいしか入っておりません。
「水洗い」が出来る。
通常、バックパックって洗わないですよね?
汗染みが白く残っても嫌なので、使ったら水洗いするようにしています。
スポンジで泥汚れを落とし、シャワーで流せばきれいサッパリです。
そんな使い方が出来るのも完全防水仕様ならでは。
水分と行動食の補給には一考の余地あり
サイドポケットの類が一切無いので、水分や行動食を補給する際はミステリーランチの「ウィングマン」■を使っています。
使い始めはロールトップの中に入れていたんですが、都度バックパックを降ろさないといけないので、利便性を取って「ウィングマン」を利用しています。
FL40より「FL30」の方がカッコいい!
アルファFLは容量の違いにより2つ選べます。
機能や造りに違いはありません。
ではなぜ「FL30」の方がカッコいいかと言うと、容量が増える分、FL40は「太く」なるのです。
明らかにパックの胴回り?周囲径?が太くなるので、見た目が「ちょっと・・・」と感じてしまいます。
冬場、衣類やガチャ類を大量に押し込む必要がある人にとってはFL40の方が良いと思いますが、私が使う範囲では「FL30」の方が適していると判断しました。
そんなコダワリが詰まったバックパックになります。
共感頂けたでしょうか?
よろしければ、お一人でも多く「こちらサイド」にお越しくださいませ!
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