「アルトラ オリンパス5」ワックス加工で耐久性と防水性がアップ!その代償として?

アルトラワックストップ 山の道具

おはこんばんわ!サフィンです。

今回のお話は、お題の通り、先日登山用に購入したシューズ「OLYMPUS(オリンパス)5にワックス加工したらどうなるの???」の疑問について、人柱となって検証したのでご興味のある方は見て下さい。

ワックス加工の紹介はもちろん、(私が)期待した通りの効果が得られたのか、じっくりと検証していきます。

アルトラにワックス加工する人、アーニャ初めて(ワクワク)。。。

と、その前に!

前回記事(第一部:ファーストインプレッション)はもう読んでくれたかな?

「OLYMPUS(オリンパス)5」に秘められた魅力をこれでもか!と語ったので、まだの人は是非読んでみてね。

 

ワックス加工する理由について

そもそも革の登山靴にワックス加工する人ってどれだけいるでしょうか?

まして、それが「オリンパス5」となると、ごく少数派だと思います。

むしろ、そんな輩はおらんじゃろ。

アーニャ、そんなお前好き!

「オリンパス5」で部分的に使用される「ヌバックレザー」ですが、「特に登山で耐久性」が求められる「アッパー」と「踵」に使われています。

アルトラ(メーカー)も「オリンパス5」においては高所登山での使用も想定し、他のモデル同様の「化学繊維のみ」では弱いと判断し、「ヌバックレザー」を適所に採用したのだろうと思います。

低山ハイキングなら前者でも良いでしょうが、高山の岩場ともなると「軽量」に全振りしたシューズでは些か不安です。

実際、尾瀬で歩荷をされている渡辺さんの「オリンパス4」は経年によりアッパーに穴が空いてしまっています。

You Tube「Japanese Porter -尾瀬 歩荷-」より

仕事で毎日使用されているので、「そんなの当たり前」と言ってしまえば、そうかもしれませんが、ヌバックレザーの「オリンパス5」なら、「もう少し先送り」出来たかもしれないし、ワックス加工により耐久性が「更にアップしてた」かもしれません。

そんな期待を込めて、私は「オリンパス5」にワックス加工を施工しました。

 

ボーダーコリーが「黒豹」に変貌したぞ!

お待たせしました!

ここからは実際にワックス加工の手順を写真と共にお見せします。

実は!私も予想だにしなかった「ある結末」に少々驚きを隠せませんでした。

事前に皆さんにお伝えしたほうが良いと思いブログにしました。

ワックス施工前の初期状態

この時点で、「3,000m級の日帰り」+「600m級の日帰り」の2回の山行を経た状態です。

既に泥や汚れは取り除いて乾燥させてあります。

屈曲部分をよく見ると、後々大きな損傷になりそうな「シワ」が随所に見られます。

このまま乾燥が進むとヒビ割れてしまいそうね。。

早速、下準備をしていきましょう!

①レザーに水を染み込ませます

レザー本体にいきなりワックスを付けても良いのですが、(私は)ワックスが均一に浸透するようにブラシを使って「水」を染み込ませます。

②レザージェルで下地処理

ヌバックレザーは水で濡らしてもすぐに乾燥するので、水と混ぜ合わせるように「レザージェル」をすばやく指の腹を使い刷り込む様に塗り拡げていきます。

指で塗り拡げた先からすぐに防水効果が出始めるので、どんどん指で擦り込んでいきましょう。

(あっ!念の為・・・)もう後戻りは出来ませんよ。

この段階から「黒豹」へと変貌していくので、施工される際は覚悟を決めてから行って下さい。

その後、馬毛でブラッシングした状態が上の写真です。

施工前と後では別物です。

一旦、1日以上乾燥させます。

③ヌバックローションで保護

「ヌバックローション」を使い、退色と革の表面の保護をしてあげます。

塗り終わったら、溶剤を均一に馴染ませるためにブラッシングを掛けていきます。

更に艶が増して、ビジネスシューズの様になります。

ここでも一旦寝かせましょう。

④レザーワックスで本領発揮!?

登山靴とは似つかわしくない「艶」が やたら目立ちますが、ここまで来たらもうヤケクソですっ!

何事も「思い切り」が大切。

「レザーワックス」を適量取り、指で擦り込んだ後にブラッシングをしてあげましょう。

もう私が知る「オリンパス5」では完全に亡くなります・・・。

ここでも一晩お休みなさい。

⑤ナノクリームで最終形態へ

「ナノクリーム」によって、革表面の撥水性能が更に増します。

加えてブラッシングで「えげつない光沢」も増々です!

その後は1週間ほど完全に乾くまで寝かせます。

 

「黒豹」へと生まれ変わった「新生オリンパス5」

いかがでしょうか?

太陽の下だと一段と輝いて見えますね。

耐久性と撥水性が増す一方で、見た目が「様変わり」する事を除けば、ワックス加工は革にとっていい事ずくめです。

革に柔軟さが生まれると、

  • 足馴染みが早くフィットしやすい。
  • 小枝や鋭利な岩で擦っても致命傷になり難い。
  • 繰り返す屈曲部分のヒビ割れを防げる。

防水撥水テスト(動画)

 

あとがき

「オリンパス5」に本格的なワックス加工をしたのは恐らく私ぐらいかと思います。

見た目が「重厚な本格登山靴」へと変貌するので、昨今流行りの「軽量登山靴」を目指す人にはオススメしません。

それでも、耐久性と寿命を伸ばしたい人は真似してみて下さい。

登山に行けない雨の日にシューズを磨きながら、「次に登る山」を思い描くのも良いと思います。

この先、繰り返し行うワックスでのメンテナンスによって「経年劣化」ならぬ「経年優化」が生まれるので、興味のある方はご参考下さい!

ではでは。

コメント

  1. シノ より:

    黒豹興味深いです。グレーのツートンではなく、単カラーの黒が良かったので、チャレンジしてみたいです。

    • サフィン より:

      シノさんへ
      ご共感頂きありがとうございます。
      カラーがグレーからブラックに変わることで、全体が締まった印象に変わります。
      ブログには書いてませんが「汚れ」にも強くなります。
      起毛したヌバックは泥汚れが内部に入り込むとブラシで掻き出しきれず蓄積していきますが、ワックス加工により防水+防汚処理をすると水洗いのみで簡単に落とすことが出来ます。ただしソールはラグ(凸凹)が深いので毛足の長いブラシで多方向から洗ってやらないと泥が残ったままになります。
      簡単なのでぜひぜひチャレンジしてみて下さい。

      • 矢来町 より:

        本日、アマゾンで取り寄せた馬油を早速塗り込んでみました。

        元々馬革製であるリアルマッコイズのフライトジャケット「A-2」に同じ馬どうしで相性の良い馬油を塗ってメンテナンスしておりました。

        馬油の特色であるサラリとした塗り心地なより、自分のシューズも黒豹に変身しましたよ(笑)

        現在3足使いまわしているオリンパス5のうちの1足はオールブラックカラーなので、兄弟感覚で面白い感じになりました。

        これでヌバックレザーも多少はひび割れ防止になるものかと推察しております。

        • サフィン より:

          矢来町様

          ご報告ありがとうございます。
          そして「黒豹」への仲間入りおめでとうございます!!(パチパチ)

          リアルマッコイズ「A-2」は男の憧れの一着ですよね。(羨ましい限りです。)

          ヌバックレザーはワックス加工により表情(見た目)がガラリと変わるのと、元に戻したくても戻せなくなります。
          その代償?として、ひび割れ防止等の恩恵にあずかれる訳ですが、オリンパス5の場合はソールが先に逝っちゃいそうですよね。
          その辺りも今後、経過をご報告出来ればと思っています。

          引き続きよろしくお願いいたします。

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