むかし、むかし、「母をたずねて三千里」という漫画が昭和の時代にあったけど、私にとっての「インソール探しの旅」が、ついに終わりを遂げようとしていた・・・。
のっけから意味不明な例えね。。。
という訳で、これまで数多くのインソールを買い続けてきた私ですが、最近、見つけたインソールが登山に最適だったので皆さんにご紹介致します。
登山のように何時間も歩く場合、地面から受ける衝撃は足裏はもちろん、腰や首など関節部に確実に疲労が溜まります。
インソールを変える事で、正しい姿勢が保たれ安定性が増すとともに、衝撃によるダメージ軽減にも繋がります。
インソールといってもその数、数百種類にも及び、どれが良くてどれが悪いのか、はたまた使用場面によって向き／不向きがあるので、一概に「これを買えばオールクリアですよ❤」という訳にはいきません。
今回、紹介するモデルは「登山」に特化したモデルです。
加えて「重装備で長時間歩くこと」を前提に選びました。
いつも通り、前置きが長くなりましたけど、次項から商品紹介と他モデルとの比較をしていきます。
良いインソールの条件
瞬間復元であること
お手持ちの登山靴のインソールを取り出し、凹み具合を見て下さい。
登山靴が無ければ、普段履いているスポーツシューズのインソールでも構いません。
個人の歩き方の癖の違いがインソールに顕著に現れているはずです。
踵が一番凹んでいる人、拇指球が凹んでいる人、つま先が凹んでいる人、様々だと思います。
なお、良いインソールは「どこも凹んでいません」
え！？どういう事？？
良いインソールは【復元】に優れるので「どこも凹んでいない」のです。
表面に張り合わせてある生地は擦れて薄くなっていたとしても、その下の本体素材には影響は無く、つま先から踵まで新品と同じ厚みを保っています。
しかもその復元力は【瞬間】でなくては意味がありません。
瞬間じゃないとだめ？？？
ちまたでよく耳にする「低反発」を売りにしたインソールは控えたほうが良いと思います。
購入する際、指で押した跡がそのまま残るようならパスして下さい。
どういうことかしら？
想像してみて下さい。
低反発とは言葉の通り、「ゆっくり復元する」のです。
最初の一歩目は良くても、二歩目は凹んだ部分に足を置くことになります。
続けて三歩目も同様か、更に凹んだ部分に足を置く事になります。
これでは地面の衝撃をインソールで100％吸収出来ているとは言えません。
登山における良いインソールとは【高反発】である事です。
厚みは薄いほうが良い
インソールに厚みを持たせれば、繰り返す衝撃を吸収する事はある程度までなら可能です。
但し、そういった分厚いインソールは、シューズとのフィッティングに支障が出ます。
場合によっては、つま先や甲の部分が圧迫され自然な歩行を阻害しかねません。
インソールを選ぶ際、買ったシューズと同じ厚みか、ちょい厚めがベストだと思います。
個人差もあるので実際に履き比べて下さいね。
以上をまとめると、薄くて衝撃吸収に優れ、高反発なインソールが登山に向いているといえます。
快適登山を約束してくれるインソールはコレだ！
以上を踏まえ、今現在、私の登山靴に入っているインソールはこれ！
「マシュマロイン 極上マシュマロやわらかフィット極」
私がこのインソールを選んだ理由を列記します。
- プラスチック製のサポート芯が入っていない事！
- プラスチックの板がシューズ内部で擦れて内張りを破壊するから。
- 自分の足裏と合っていないと痛みだすから。
- シューズ内部で滑るから。
- 高反発素材である事！
- 前記したとおり一瞬で復元するから。
- 自分の足裏に完全にフィットするから。
- 歩くたびに柔らかさを感じ取れるから。
- 踵からつま先まで同一素材である事！
- 特に下山時、つま先重心による衝撃にも耐えられるから。
- 踵だけに衝撃吸収素材が備わっていても意味がないから。
- 登山では踵から爪先まで全てに衝撃を伴うから。
- その他
- 高耐久素材
- 価格が安い
- 軽い
以上、私がインソールに求めている内容になります。
登山において足回りの不快は外界と違って簡単に変更することが出来ないので慎重に選ぶ必要があります。
少々の妥協が登山を不快へと誘うので私は最も重要視している部分の一つです。
詳細（スペック）
3D形状＆縦アーチ＆横アーチサポート
「かかとを安定させる3D形状」と謳ってはいますが、気休め程度です。
縦アーチ、横アーチのサポートも同様、過度な期待は禁物です。
そもそも自分の足裏に合っていない既製品では次第に痛みだしてくるので、下手なサポートは無い方がベターだと思っています。
その点、本品は足裏の可動を邪魔しないので良いと思います。
クッション厚
かかとは8mm、つま先は3.5mmの厚さがあります。
素材がポリウレタンなので、必要十分な厚みかと思われます。
単純に快適性を追求するなら、もっと厚みをもたすと良いのでしょうが、シューズとのフィット感が損なわれてしまいます。
より薄く、衝撃吸収に優れた素材は高価なので、それらバランスを考えると本品の厚みが最も効果的だったと思われます。
マシュマロイン®とは
登録商標を取得してある「マシュマロイン®」ですが、素材自体は安価なポリウレタンです。
経年劣化によりボロボロになるのか、硬化してくるのかは分かりませんが、使用頻度によっては2年〜3年で寿命を向かえるかもしれません。
非常に柔らかく、反発性に優れているのでシューズ内部の内張りを痛める心配がありません。
登山靴を買う際、店員からインソールも一緒に勧められた経験ありませんか？
必ずと言っていいほど勧められるのが「スーパー○ィート」です。
こちらのインソールですが、問題点が1つだけあります。
それは下の構造写真でわかる通り、底にプラスチック製の矯正が入っています。
インソールと足とを完全に一体化させ、シューズ内部で可動（滑る）させる構造になっています。
故に底にプラスチックが入っているのです。
これがシューズの内張りを痛め、最悪ゴアテックスまでも破ってしまい水が染み込んできたといった話を聞いたことがあります。
購入される際はご注意下さい。
最後に
いかがでしょうか？
少しでも痛みを感じているなら、まずはインソールから変えてみて下さい。
その際、私がオススメする「マシュマロイン 極上マシュマロやわらかフィット極」を是非お試し下さい。
1日で10時間を超える登山をされる方にとって最高の相棒になることをお約束します。
価格も1,000円〜2,000円程度と安く、もし自分には合わなかったとしても普段使いのシューズで使えば良いと思います。
以上、足に悩みを抱える私がオススメするインソールのご紹介でした。
もし宜しければ、良かった／悪かったなど、感想をお聞かせ下さい。
もっと良いインソールが見つかったらまたご紹介したいと思います。
では、どこかのお山でお会いしましょう！
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