皆さんは、中途半端に中身が残ったOD(OutDoor)缶やCB(Cassette Gas Bombe)缶をどうされてますか?
部屋に何缶もコレクションしてませんか?
ガス欠が心配で残り少ないガス缶を何個も持ち歩いたりしていませんか?
使いきっても山では捨てられないので、下山するまで空缶を持ち歩く事になります。
場所も取るし、重たいので、出来れば中身を1缶にまとめたいですよね!
そこで今回!超便利アイテムのご紹介です。
ちなみに私はこれで3缶が1缶になりました。
しかも行動日程に合せて中身の量を調整出来るので無駄がありません。
と、ココまでは良い事ばかり書きましたが、タイトルにもありますように注意が必要です。
どのサイトを見ても使い方や便利さばかりが紹介され、その危険性についてはあまり触れられておりません。
正直、どなたにもおすすめ出来る代物ではありません!
文末に注記で「自己責任で行ってください。」だけではお粗末です。
めんどくさがりな人、何事にも大雑把な人、(良く言えば)細かい事はあまり気にしない人は、止めておいた方が良いと思います。
いつか絶対に事故りますよ。
マジで・・・
以上を理解された上で読み進めて下さいね。
使用方法
ご存知とは思いますが、一応、バルブの違いからご説明します。
使用される缶の種類によって使用するバルブが変わります。
1.OD缶⇒OD缶
2.CB缶⇒OD缶
Amazonより
正しいバルブを選択しないと、ノズルが適合しないので購入する際はご注意下さい。
【使い方】
1.送り手(空にしたい缶)を40℃程度に温めます。・・・注①
2.バルブの元栓を完全に閉めてから、双方のガス缶を繋ぎます。
3.送り手を上に、受け手を下にして立てます。
4.バルブの元栓をゆっくり開いていくと、送り手(上)から受け手(下)へと液化ガスが流れます。
5.入れ終わったらバルブの元栓を閉じてからガス缶を取り外します。
6.受け手のガス缶の重量が購入時と同じであるか確認します。・・・注②
※詰替作業自体、難しくも危険でもありません。問題はその後です。
注意事項
注①
くれぐれもガス缶ごと火にかけない様に!気圧の違いを利用して液化ガスを移動させます。温度に変化を持たせた方が素早く移動させられます。40℃に温めたお湯にガス缶をゆっくり浸すと、内気圧の変化で「シュー」と音がします。
注②
新品時より中身が多い(重量が重い)と、使用時にガス漏れを起します。引火すると爆発しますので、逆の手順で中身を減らすか、アダプターを使って屋外へガスを放出して下さい。
・満タンに入れると振っても音がしません。
・2割程度の空気が入っていないとマズイです。
・目安として「サラサラ」と音がしないとマズイです。
大事故にも繋がりかねないので、必ず使う前にチェックして下さい。
ルール無視で使用すると、どうなるの?
「因みに満タン状態で使用するとどうなるか・・・」
(私の実体験をお話しします。)
満タンのガス缶にバーナーを繋いで引火させると、通常の2倍以上の勢いで火が噴きだします。
上に載せたコッヘルの周りを龍のごとく炎が舞い上がります。
しばらくすると、今度は火が消えそうになります。それと同時に下の方から「シュー」とガスが漏れる音がしてきます。〇で示した部分の穴から液化ガスが噴き出した為に火力が落ちた様です。
もしその時、漏れたガスに引火してたら大爆発を起していたかもしれません。
幸い風の強い屋外だった為、最悪の事態は免れましたが、これがテント内でガスが溜まっていたらと思うと「ゾっ」としました。
もしもガスを入れ過ぎてバーナーの下部からガスが噴き出る様なら、すぐに火を消してガスだけを排出して下さい。
当然テントの中では駄目ですよ。使用してるガスは空気より重たいので、テント内で使用するとそのまま底に残ります。
火を付ける前にガスの吹き出し異常のチェックを必ず行い、これらを守れる方だけが「ガスの詰替え」を行っていいと思います。
当然、メーカも推奨しておりません。くれぐれも事故を起こさない様に細心の注意をして下さい。
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