【2019最新】エアーマット 新製品 SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット) イーサーライトXTのご紹介

山の道具

今回ご紹介するアイテムはテント泊する際の必需品 寝具「マット」になります。これまで私はマット界の大御所じゃばらの銀マット「THERMAREST(サーマレスト) Zライト ソル」を使ってきました。特に大きな不満もなく、普段自宅で寝る時でさえ、愛用するほどのお気に入りの一品です。

しかーーーし! 山では勝手が違います。 バックパックに外付けした際、上でも、下でも、横でも、ぶっちゃけ「邪魔」である。 加えてコレ一枚では「クソ寒い」です。

これら私のわがままを叶えるべく、新たに「マット」を購入したのでご紹介致します。

失敗から学ぶ

昨年、真夏の蝶ヶ岳テン場(2,677m)にて一夜を過ごしたのですが、昼間とはうって変わって夜は一気に冷え込んで、凍える思いをしたことがあります。 この体験が購入を決めた最も大きな理由です。 夏だからといってナメてはいけませんね。

題名にもある通り、新たに購入した品は、昨年出たばかりの新商品「SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) イーサーライトXT インサレーティッドマット (レギュラーサイズ) 」である。 (何かこのネーミングだけで温まれそう・・・。)

初デビューはイブネに決めた!(ハトヤに決め…)

購入したのが今年の冬頃だったのですが、雪山でのテン泊は経験不足な面もあり、ちょっと不安だったので、実際、山で使ったのはGWになります。

で、行った先は三重県鈴鹿の奥座敷として有名な「イブネ(1,160m)」です。 平らな台地に苔が一面に生い茂った場所で訪れた者を魅了してやみません。有名なアルプスも良いですが、予定のない週末に気軽に行ける場所なので非常にありがたい存在です。 「イブネ珍道中」のご紹介はまたの機会にして、

この時の気温は昼間は15℃、夜は10℃以下だったと思います。夕日を撮る際、ユニクロのウルトラライトダウンを着ていても少し寒かったです。

正直、本品の「真の力」をみるにはもう少し寒い環境下の方が良かったのですが、個人差もあるので参考程度にお聞き下さい。

商品紹介

メーカサイトより

イーサライトシリーズは、シートゥサミットで最軽量、最厚、最も静かなフルサイズのエアスプラングセルマットで、軽さと寝心地のバランスを追求したシリーズです。
インサレーション内蔵でオールシーズンに対応。超軽量ながら10cmもの厚さをもつエアスプラングセル構造に、サーモライト中綿とE×kin Platinum反射フィルムを内蔵。軽さ、快適さ、暖かさを高次元でバランスし、寒冷時のエアマットの概念を変革します。おなじみの「エアスプラングセル」気室構造は、ドット同士を溶着して作るのではなく、それぞれを内部のループが接続するしくみ。このループ構成を採用することにより、従来よりも少ない生地量でより大きな気室を生み出すことが可能になりました。軽量でありながら10cmもの厚さがあるので、横向きに寝るタイプの方でも底付きすることがありません。
付属の収納用スタッフサックには、便利なエアストリームポンプサックがビルトイン。エアストリームポンプは1回息を吹きかけるだけでふくらみ、マットを素早くセットアップできます。 

・XT(Extra Thick)ループバッフルを採用したエアスプラングセル構造
・軽く静かでグリップ感のよい30/40Dナイロンファブリック
・付属のフィールドリペアパッチでリペアが可能
・E×kin PLATINUM反射フィルムとサーモライトによるインサレーションを内蔵
・Ultra-Fresh抗菌トリートメントをTPU成分に配合し、内部のカビ増殖を抑制
・より快適な寝心地が得られるエアスプラングセル構造
・多機能、大口径バルブ
・就寝中も枕の位置をしっかりキープするピローロックシステム

順を追ってご説明します。

1.名前にもなっている「Extra Thick」を直訳すると「このマット、メッチャぶ厚いで!!」である。確かに空気をパンパンに膨らますと10cmの厚みにもなる。これなら涸沢のテン場もお手上げだろう。加えて内部空気の移動を抑え、体圧を分散するセル構造により快適な寝心地を提供してくれるスグレモノである。

2.同社ラインナップ中、最軽量を誇り、レギュラーサイズで425gと、ペットボトル(500ml)をも下回る。 「軽いから生地もペラペラでしょ? すぐにパンクしそうじゃない!?」・・・ふふふ、心配ご無用! 縦40デニール✕横30デニールで織られた生地により、ガレ場でも安心して横になれます。 最悪、付属のリペアキットで応急処置してね。

3.マットの膨らまし方が簡単で早くて楽ちんです。付属のスタッフサックに空気を送り込み押して入れるだけ。下の写真では息を吹き入れていますが、私はマット内部に湿気が入るのが嫌なので自然の空気を取り込んでいます。スタッフサックいっぱいに息を吹き込めば4回ぐらい、自然だと7回ぐらいで完成します。

4.本体の接合部分は2種のバルブから成っており、写真で示した様に「薄い弁」が一方向だけに空気の流入を許しています。

5.マットの硬さを微調整をする方法は、バルブ中央の丸いポッチを指先で押すと弁が下がり少しづつ空気が外に漏れる構造になっています。それにより自分の好みの硬さに合わせることが可能。ちなみに私は8割り程度まで抜きます。パンパンだと流石に反発が強くて寝にくいです。これはその人の体重に因るところが大きいので自分の好みを見つけて下さい。

6.就寝中、枕がいつの間にがどこかに消えたという体験をされた方も多いと思います。それはピローロックシステムが解決してくれます。本体4箇所にマジックテープを貼り付け、枕の起毛面をグリグリと押し付け固定します。もう真夜中に枕を探す日々とはオサラバです。

7.収納は手の幅ぐらい。(収納時サイズ:直経11×24cm)

実際に寝てみた。。

170cm 67kgの私が寝てみて思うことは、マットの幅がちょっと狭いかなぁ‥と感じます。(使用時サイズ:183×55cm) お腹の上で手を組んでいないと、マットの外に両腕が落ちてしまいます。恐らくどのエアーマットでも共通なのでしょうが、高さが10cmもあるおかげで、その高低差が「まるで2段ベッドから落ちてしまいそう」な不安を感じます。(ちょっと大げさカナ・・)

横になってみた感じは、ご覧の通り内部エアーの移動も無く、均一に水平が保たれています。それにより肩や腰の下が底づきする事もありません。

気になる部分

やはり「R−Value3.8」が気になります。R値が高いと体の熱が地面へ逃げてしまうことによる熱損失が少なく、その結果温かく感じられます。下の表によると外気温0℃の時、R値は5.0が望ましいとなります。冬場の氷点下で本品のみで臨むのはちょっと無理と判断べきでしょう。その場合はZライトソルR値2.6と組み合わせれば、3.8+2.6=R値6.4となり、外気温マイナス7℃ぐらいまでなら死なずに済みそうです。

冬キャンプのマット考 2017/10/27 R値の目安って?

総評

ジャバラマットは邪魔。過信し過ぎると真夏でも寒い思いをする場合もある。これらをクリアする本品は私にとって最良であると判断出来ます。軽量で、バックパックに入れられ、急な気温の低下にも安心です。4シーズン通して最も使用頻度の高い製品になると思います。

もし私と同じ思いを感じておられる方がみえたら、間違いのない品だと思いますので、導入を検討してみて下さい。

では、また山でお会いしましょう!

,

 

追伸

おキニの「イーサーライトXT」を引っさげ、今年の晩夏は双六のテン場で二夜を過ごしました。疲れた体を柔らかく支えてくれるし、腰の痛みも皆無だし、寝返り打っても底づきしないし、改めてこの製品の良さを感じた次第です。

ここでは山々の素晴らしさのご紹介だけでなく、行かれる際の注意点やおすすめポイントなどもお伝えしておりますので、もしお時間あれば合わせてお読み下さい。

 

最後に少しでもあなたのお役に立てたなら下記バナーから「応援クリック」お願いいたします!


登山・キャンプランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました