これから寒い冬を迎えるにあたり、ウェアには余念がないと思いますが、「手袋」はどうされてますか?
特に山の天気は変わりやすく、このまま晴れてくれるとは限りません。雨はもちろん、これからの季節は霜や雪など、ふとしたことで手袋を濡らしてしまうシーンが多くあります。
寒い時期に手袋を濡らすと、行く場所によっては致命的なので、晴れでもゴッツいスキー用の手袋を仕方なく使っていませんか?
「本当はもっと小さくて目立たない、それでいて暖かく、出来れば完全防水な手袋が欲しくありませんか?」
そんなシーンで重宝するのが、今回ご紹介する「アウトドアリサーチ」から今季出たばかりの「ウォータープルーフライナー」です。
OUTDOOR RESEARCH アウトドアリサーチ ウォータープルーフライナーはポリエステル/スパンデックスの生地に防水、透湿、防風機能を持つベンティアをインサートしたアウトドアグローブです。タッチスクリーン対応で、グローブを装着したまま、スマートフォンなどの電子機器のご利用が可能です。天候が悪化しそうな時の緊急用ライナーグローブとしてもおすすめです。
OUTDOOR RESEARCH
■サイズ:S、M、L
■重量:78g
■素材:ベンティアインサート
■生地組成:ポリエステル95%、スパンデックス5%
■ライナー素材:トリコットライニング
■ライナー生地組成:ポリエステル100%
■親指、人差指素材:シンセティックタッチスクリーンスエード
●特徴1:防水性、防風性、透湿性
●特徴2:軽量
●特徴3:コンプレッシブル
●特徴4:ウルトラタクティカル
●特徴5:クイックドライ
●特徴6:掌、指部分の滑り止めシリコンポッド
●特徴7:プルオンループ
●特徴8:テーパードリスト
●特徴9:アンダーカフ構造
●特徴10:タッチスクリーン構造
実際使ってみて、率直な感想としては、
軽量で通気性があるので、手袋の中が過剰に蒸れることがない!
それでいて完全防水!
しかも濡れるのは生地表面だけなので、乾燥がものすごく早い!
こんな手袋を以前からずっと探していました!! です。
防水性、透湿性を兼ね備えた「ベンティア」とは?
通常、「防水性と透湿性を兼ね備えた素材」で思い浮かべるのは「ゴアテックス」だと思いますが、本品は「ベンティア」なる素材がインサートされています。
はて!?「ベンティア」とは何でしょうか?
調べましたが、どこにも詳細はありませんでした。(あしからず・・・)
インサート(サンドイッチ)構造とは?
ゴアテックスを用いたグローブやウェアなど完全防水を謳うため、生地の繋ぎ目(縫い目)をインシームで張り合わせて水の侵入を防ぐのですが、本品にはその様な処理はされていません。(実際には目に見えませんけど。。)
その代わり、「ベンティア」を裏地と表地でサンドイッチした構造となっており、手を動かすと内部から、わずかにシャカシャカと音がします。
その音がするので「あっ、これが防水素材のベンティアだな!」と分かる次第です。
防水テスト
一見すると普通のフリースの手袋なので、実際にテストするまで、正直、半信半疑でした。
物は試しと、手袋をしたまま水中で両手を激しく揉んでみました。
結果
表地は濡れますが、「ベンティア」を隔てて、裏地が水の冷たさを遮ってくれるおかげで、手には冷たさすら、一切伝わってきませんでした。
そして何度もお伝えしている通り、水は一切染み込んできませんでした。
サイズについて
素手の上からの使用を想定し、私は【S】を選びました。【M】だと明らかに指先が余ってしまい、スマホのタッチスクリーンがし難くかったです。
本品は男女兼用ですが、女性だと【S】は長さは良くても幅を持て余すかもしれません。
念の為、試着されることをおすすめします。
サイズ(cm) | 全長 | 幅 |
S | 25 | 10 |
M | 25 | 11 |
L | 26 | 11.5 |
※外周は親指を含めない手のひらの外周となります。
※長さは中指の先から手首までの長さです。
対応気温について
公式によると【ー4℃/+4℃】になっています。
恐らく、外気温0℃前後を目安に、行動中にオーバーヒートすること無く、着け続けることが出来る最適な温度域かと思います。
もちろん個人差もあるので、一概には言い切れませんけどね。
但し、高山における悪天候(氷点下)での単体使用には不向きです。その際はインナーグローブとして使います。
まとめ
1.完全防水!完全防風!優れた透湿性!
2.山だけでなく、街でも違和感ゼロ!
3.表地が濡れても速乾性能がすごい!
4.タッチスクリーン対応!
5.シリコンの滑り止め付き!
6.軽量(78g)
これまで防水手袋というと、ゴツくて分厚いスノーグローブか、レイヤードを想定したオーバーグローブしかありませんでしたが、「アウトドアリサーチ ウォータープルーフライナー」の登場で、低山やハイキングはもちろん、通勤通学にも気軽に持ち出せるようになりました。
特にこれからの寒い季節、雨が降っている/降っていない関係なく「アウトドアリサーチ ウォータープルーフライナー」があると絶対安心です。
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