「ツイニ ココマデ キタカ。。。」
ワークマンさん、ついにやっちゃいましたね!!
はい!今回は「ノー◯・フェイス」の二番煎じ(パクリ)ならぬ、リスペクト&オマージュ&インスパイア全開のアイテムを紹介します。
パッケージまで、まんまパクっとる(笑)
私自身、ワークマン店頭でこの商品が陳列されている様を見て、「え!?」って、二度見したほど衝撃を受けました。
仮に本家より、すこーし性能が劣ったとしても、この価格(980円)なら「買い」ではないでしょうか?
買うつもり無かったけど、試さずにはいられなかった。
製品としてのコンセプト(ポリプロピレン+ポリエステルの2層)については、実績もあり問題ないと思ったので、試しに1枚買ってみました。
私自身「この価格だから・・」と、ぶっちゃけ淡い期待しか持っていませんでしたが、今後の山行の「筆頭インナー」に置き変えるつもりです。
あとは最後までお読み頂いた上で、皆さんで評価頂ければと思います。
私的には「激推しの一品」です。
因みに、本家「ノー◯・フェイス」の商品ページはこちら■です。
因みに、因みにですが、「ノー◯・フェイス」には価格が1万円近いよく似た商品がありますが、「サミットシリーズ」に分類されることと、価格帯がかけ離れるので今回は下記に紹介する程度に留めておきます。
・エクスペディションショートスリーブドライドットクルー■←オススメ
・ショートスリーブドライドットライトクルー■
本家「ノー◯・フェイス」 vs 「ワークマン」
まずは、両者カタログスペックを比較してみましょう。
ノー◯・フェイス | ワークマン | |
パッケージ | ||
商品名 | ショートスリーブドライクルー | アクティブインナー半袖シャツ |
素材 | ポリエステル85% ポリプロピレン15% | ポリエステル50% ポリプロピレン50% |
重量 | 約70g(L) | 約100g(L) |
フィット | タイトフィット | レギュラーフィット |
価格 | 4,620円 | 980円 |
価格は言わずもがな・・・
スペックによる違いですが、以下3点(素材、重量、フィット)が挙げられます。
1.素材の混合比と重量について
ポリエステル PET | ポリプロピレン PP | 水 | |
比重 | 1.38 | 0.91 | 1.00 |
重い | 軽い |
ポリエステルの混合率が85%と多い「ノー◯・フェイス」の方が重い様に思われますが、実際には「ワークマン」の方が衣類として30g(Lサイズ比)ほど重いです。
私は「ノー◯・フェイス」を持っていないので、あくまで推測ですが、ポリエステルとポリプロピレンを表裏1枚織りしているのでないでしょうか。(今度、店頭でチェックしてきます)
一方「ワークマン」は素材の異なる極薄の生地が2枚貼り合わさった構造になっており、「生地そのもの」の量が多い「ワークマン」の方がトータルで重くなっています。
2.フィットについて
この手の「ファーストレイヤー」は、ミレーやファイントラックもタイトフィットで統一され、「セカンドレイヤー」との密着により、汗を素早く肌面から引き離す仕組みとなっています。
体に密着すると締め付けられて、着心地が悪く感じてしまう。。。
一方、「ワークマン」はレギュラーフィットを採用しており、ゆったりとした着心地です。
本品1枚になってもボディーラインが強調されないので、休憩時には積極的に脱いで汗を乾燥させることが出来ます。
むしろレギュラーフィットのお陰で、肌との隙間に風が入って早く乾燥しました。
生地の特徴
ノー◯・フェイス | ワークマン | |
特徴 | ・通気性の高いグリッド状組織デザイン ・極薄で軽く、フィット感の高いシルエット | ・PETとPPの2層構造 ・伸縮性があり、ソフトで快適な着心地 |
生地アップ | ||
汗の流れ | Flyweight PP Doubleface Grid 汗が格子に沿って四方へ広がる | 横方向へ広がる(※詳細は下記) |
ワークマンの生地の特徴は触った瞬間に分かる「肌当たりの優しさ」です。ふわふわの弾力と伸縮を併せ持ち、他のメーカーには無い特筆すべきアドバンテージです。
2層に伴う生地の厚みが他と比べ出てしまうので、真夏の使用は躊躇してしまいがちですが、意外や意外、風通しの良さと蓄熱しない素材により、真夏の炎天下の中に長時間いても蒸れて息苦しく感じることもありませんでした。
季節問わず1年中使えて経済的だね。
あと他のメーカと同様「スキンレーヤ」に共通して言える事ですが、素材の耐久性は低そうです。
擦れや引っ掛かりには要注意です!
洗濯はネットに入れるか、手洗い必須ですね。
肌面さらさら実験
パッケージの裏面に記載してある図解を自宅で再現してみました。
生地裏から汗を想定し水を垂らす。
撥水せず水は下に透過する
一瞬でタオルに水が吸われる
体圧を生地にかけると
肌面の水分は下層へ排出され戻らない
結論
何より着心地の良さが秀でています。
肌に長時間触れる部分になるので、被れて痒くなったり跡が残ったりもしません。
山では就寝時も着たまま寝ることになるので、翌朝以降の山行に支障をきたすこともありません。
性能に特化し過ぎて、肌着としての基本を失っている海外メーカと違い、「アクティブインナー」は十分に満たしています。
加えて、性能は大手他社と遜色ないレベルだと思います。
価格的にも誰でも買える値段なので1枚持っていても損は無いと思います。
今度ワークマン店頭で見つけたら一度手にとってみてくださいね。
ちょこっと余談(ぶっちゃけ)
(どんなに高価な衣類を買っても・・・)
この手の「ファースト(スキン)レイヤー」に共通して言える事ですが、「セカンド(ベース)レイヤー」の選択が超重要になってきます。
共に吸収拡散に優れた衣類でないと、汗が衣類の中に留まり続けます。
相乗効果により最大の効果を発揮するため、季節に応じた「セカンド(ベース)レイヤー」の選択が、気持ちのいい衣類環境を整えると言っても過言ではありません。
それには自分の体温、発汗量、などを知る必要もありますし、山行当日の気候にも左右されます。
トライ&エラーでご自身のベストマッチを見つけてくださいね。
ぶっちゃけ、偉そうに言ってる本人も模索中です・・・
年々、各メーカから出てくる革新的なウエアを買い続ける余裕は無いし、安価でも効果が見込めそうな品は試してみる価値ありですよ。
追伸
インナーシャツがあまりにも具合が良かったので、新たに「インナーボクサーショーツ」も買ってきました。(※既にインナーシャツは売り切れ)
夏はこれ1枚で、冬はメリノウール100%のタイツ(←これもワークマン)を重ね履きすれば、快適な環境が手軽に構築出来ます。
皆さんの山行の参考になれば最高です。
ではでは。
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