桜も一段落して新緑が眩しい春うららな今日このごろ・・・
友人に誘われ鈴鹿山脈最南端の「仙ヶ岳(961m)」に行ってきました。
ワークマンから発売されたトレッキングシューズ「アクティブハイク」のテストを兼ねて。
見た目のカッコよさから、アークテリクスのシューズ「コンシール」を彷彿とさせる「アクティブハイク」ですが、果たして登山靴としての基本性能は備わっているのでしょうか?
その結果は、「行きはよいよい帰りは怖い(痛い)・・・♪」ものでした。
初めに「怖い(痛い)」方から解説していきましょうか。
アクティブハイクを「登山」で使用すると後悔しますょ。。。
公式HP:https://workman.jp/shop/g/g2300053567054/
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ワークマン
詳しい製品紹介は公式HPか他の方のブログでも見てみて下さい。
正直、履き心地、クッション性、ファッション性、耐久性、防水性、価格のどれもが高い水準を満たしていると思います。
実際手にして驚くばかりです。
ただ、
私がここでお伝えしたいのは「登山で使えるか/否か」です。
その一点に的に絞り合否を出しました。
1,000m未満の低山と言えど、コースによっては北アルプス以上の難所だって随所に点在します。
それら難所を避け、一般登山道といわれる「ごく普通の登山道での使用」でも、「アクティブハイク」を登山で使用するのは辞めた方が無難です。
今回の登山で6時間歩きましたが、後半は「痛み」との戦いを強いられ、のんびり山々を楽しむ余裕なんてなかったです。
その「痛み」とは?
下りパートでスライドします。。。
その「痛み」とはお察しの通り、「つま先の痛み」です。
これについて、実は事前に他の方も同様の報告を上げていたので、ある程度覚悟はしていたのですが、「靴紐の締め上げで解消されるかもしれないし・・・」と、軽視していた部分がありました。
ですが実際のフィールドでは、靴紐が千切れんばかりに締め上げても内部で足が前にスライドするのです。
その結果、(私の場合)親指から小指に至る全てのつま先が左右共に当たってしまって、二度と登山で使おうとは思いませんでした。(2〜3日痛みが続きました・・。)
後日調べたらラストはEEEの超幅広でした・・・。
ラストからも甲高で快適性を優先した設計であることが伺い知れます。
剛性は低いです。。。
下りパートでつま先が当たって痛いので、軽減させるため足を横向きにして下っていたのですが、「クニャ」と靴の重心がズレてしまって、よもや捻挫するところでした。
アッパー素材そのものに伸縮性はないので、それと繋がるミッドソールごと、横方向へとズレてしまう感じがしました。
剛性に関しては登山シューズのそれとはかけ離れた印象です。
靴紐を締め上げることで多少緩和されるものの、そもそもローカットシューズなので横方向への剛性には弱い部分があります。
ソールのグリップは合格
耐摩耗性はあまり高いとは思えませんが、グリップ力はそれなりにしっかりしていました。
ソールパターンを見ても前後左右の動きに対し、しっかりサーフェスを掴む印象です。
そして、意外や意外! 帰宅後、ソールの減りを確認してちょっと驚きました。
あれだけのザレ場を酷使したにも関わらず、ソールのブロック角がほとんど減っていなかったのです。
ヴィブラムのメガグリップほどで無いにせよ、コンパウンド配合は柔らかい部類に属するので、もっと角が削れていると思っていたのに、しっかり角が立っているのです。
ちょっと感動〜
アッパーは撥水加工が施されています。
しっかり水を弾いてくれました。しかしタンの部分はメッシュになっているので深みにはまるとアウトです。
これなら街で雨が降っても大丈夫ですね!
見た目がアークテリクスなのがイイ!
誰も触れませんが、見た目がアークテリクスそっくりなので、ジャケットとパンツをアークテリクスで揃えておけば、自ずとシューズもアークテリクスに見えます。
誰もワークマンだとは気づきません。しかも価格は1/10以下(コスパ絶大!はは・・)
平地での履き心地はむしろ良いので、これからは公園やアウトドアに履いていこうと思います。
まとめ
登山には使用出来ませんが、勾配の低い(無い)トレッキングや里山には、この上なく快適です。
これについてワークマンアンバサダーであり共同開発者の久冨保史さんも同じことを言っています。
今回のシューズは当然登山専門メーカーによる「登山靴」ではありません。言い換えると、ハイキングなどに活用できる特徴を備えてはいるものの、タフでシビアな状況が長く続くような「登山」での使用を想定して作られたものではなく、またその使用を推奨しているわけでもありません。ユーザーは使用するにあたって、その点を十分に理解しておくべきだと思います。
https://outdoorgearzine.com/review-workman-activehike
それにしてももったいないですね。
ラストさえEEEではなく、EEに留めて足をホールド出来れば、日帰り登山程度なら十分使えるスペックを持っていたのに、あえてEEEにした理由は何だったのでしょうか?
EEEでは、いくら靴紐を締め上げてもズルズルですよ。
しかも締め込みづらい構造と素材なので、ランニングシューズの様に調整代が殆どありません。
足幅の狭い人〜普通の人には向いていないのでご注意下さい。
その分、街履きには、特に雨の日には、これ以上無い安定性と快適性が味わえます。
これが1,900円とは!やっぱワークマンすごいですね!!
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ワークマン
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