【感想】ファイントラック スキンメッシュの撥水効果を完全復活! もう汗冷えとはオサラバさっ!

山の服

finetrackの「スキンメッシュ」の機能を復活させる方法ってご存知でしょうか? ちょっとしたひと手間で、もとの7割程度まで効果を戻すことが出来るんですよ。

その効果のほどは? どうやるの? その辺りをお話ししていきます。

趣旨説明

こんにちは!サフィンです。

現在、finetrackから発売されているドライインナーは3種あります。

  • スキンメッシュ(オールシーズン)
  • パワーメッシュ(夏用)
  • アクティブスキン(冬用/水中)

今回は「スキンメッシュ」の撥水効果を元に戻してやろうじゃないか!という企画?です。

私は以前、トレランをやっていて「汗冷え」には結構悩んでいました。 特に秋〜冬は最悪ですね。 着込めば厚いし、薄着だと寒いし。 体の前面で風を受けて走るのでいつも下腹部を「汗」で冷やしていました。

登山に転向してからは、トレランほどシビアに考えずに済むようにはなりましたが、それでも「汗」は天敵に変わりはありません。

「スキンメッシュ」って、使い始めは良いけど洗う度に、その撥水効果が落ちてきてるな〜って感じませんか?

せいぜい20〜30回(週1使用で半年程度)が限界だと思いますが、洗濯方法によってはもっと短くもなります。

基本的に「専用洗剤で優しく押し洗いが原則」だと思って下さい。

洗濯機に「ポイっ」は言語道断ですよ! 

しかもなるべく短い時間で濯ぎは1回までとして下さい。 濯げばいくらでも「黒い汁」が出てきますが、あれは染料などではなく、「撥水剤そのもの」だと思います。多分。。。

※成分分析にかけた訳ではないので断定は出来かねますが、恐らくそうです。

因みにその「黒い汁」は「スキンメッシュ」からのみ出てきます。 「パワーメッシュ」や「アクティブスキン」からはその様な色の汁は出てきませんでした。

洗い過ぎにより効果は確実に落ちますので、ご注意下さいね。

もしも効果を感じられなくなっても、捨ててしまうのはもったいないので、復活させてあげましょう!

その方法とは・・・

撥水処理するだけです。        はい。 それだけです。

  

撥水処理の方法と効果の確認

洗剤と撥水剤をご用意下さい。

撥水効果を最大に引き出すために、専用の洗剤が必要になります。 私はニクワックスの「テックウォッシュ」と「TX.ダイレクトウォッシュイン」を使っています。どちらもゴアテックスを洗う際に使うので、持っていて損はありませんよ。

今ならお得に買えるのでリンク貼っておきます。↓↓↓

温かめのお湯をご用意下さい。

冬場は特に冷たい水道水よりも、お風呂上がりの残り湯を使うと効果が断然高いです。

洗い終わったら、「TX.ダイレクトウォッシュイン」を適量+αをお湯に入れてよく撹拌し、「スキンメッシュ」全体が浸る様にします。

あとは、そのまま1〜2時間放置しましょう。 その後は手で絞って乾かすだけです。

「TX.ダイレクトウォッシュイン」は白い糊のような液体なので、よく絞らずに干すと垂れた床が白く跡が残ります。 説明書きには「白さが取れるまでよく濯ぐように」と指示がありますが、私は濯ぎません。

効果の確認

冒頭で7割程度効果が戻ると謙遜しましたが100%に復活します。更に効果を上げたい場合はアイロンで表面を撫でてやると生地が起毛し撥水力がみなぎってきます。

下の写真の通り、「手のひら」へは一滴も水を通しません。完全撥水しています。傾けると表面を滑り落ちていきます。

 

まとめ

「スキンメッシュ」は撥水効果の耐久性に問題があるものの、簡単に回復させる事が可能です。

柔らかく、肌当たりも良いため、非常に着心地が良い。効果が薄れても、冬場保温インナーとしても使える。

但し、メンテを怠らない事が条件になりますけどね。

お断り:私が買ったのは数年前になるので、今のとは違うかもしれません。 機会があれば最新モデルで再検証したいところです。

  

番外編

finetrack「パワーメッシュ」

夏場よく汗をかく環境下での使用を想定し、最も汗抜けがよく出来た製品です。生地は丈夫で非常に薄く出来ています。素材はポリエステル85%+ポリウレタン15%です。

  

水道水をかけると撥水せず、思いっきり肌にダイレクトに到達してますね。

これは完全に撥水力が無くなった状態です。

 

ベースレイヤー(2ndレイヤー)の役目を、プーさんが代わりになってぐんぐん吸収してくれてます。

  

正直湿っぽさが残ります。特に縫い目(合わせ目)は生地が厚くなるので、保水した感じが残ってしまいますね。

  

フィールドでの風を再現してみた。あれ?寒いです・・・。特に縫い目が。 但し乾くスピードも早く、次第と冷たさを感じなくなりました。さすがです! 「パワーメッシュ」はシリーズ中、最薄なので乾燥スピードも最短です。但しその分、撥水効果の持続も短いように感じます。

この様にファイントラックのドライレイヤーはどれも「撥水が機能して100%の効果」を発揮する製品です。 その撥水力が落ちた状態で着てても保温効果しか見込めません。

今回ご紹介した方法で簡単に回復しますので、効果が落ちたら洗濯のついでに、施工してやると良いと思います。

  

finetrack「アクティブスキン」

「アクティブスキン」は来た瞬間から暖かいです。冬場はこの一枚の「スキン」が有ると/無いとでは大きな差です。

この撥水力を御覧ください。全く肌に「水」を感じません。

撥水メンテをすれば、購入から数年たった今でも着続けられます。

  

モンベル ジオライン 「クールメッシュ」

ご覧の通り非常に薄いですが、「スキンメッシュ」と違って、積極的に汗を逃がす「穴」がありません。

 

水道水の水がそのまま手のひらまで貫通してきます。 この商品に撥水効果はありません。

汗はそのまま肌面に残り続ける感じがします。「スキンメッシュ」とは開発コンセプトがそもそも違うので、似て非なる商品です。

会社に下着代わりに着ていったりと、色々とテストしましたが、吸収&速乾スピードが遅いため使いみちがありません。

着心地も固く感じられるのでオススメできません。 あと、ポリエステル100%なので「オイニー」が残ります。

口コミでは良いこと書いてあったので、期待していただけにがっかりな製品です。

   

でもやっぱり面倒くさいのが嫌な人は

それでも「撥水処理なんて面倒だからイヤだ〜!」ってワガママな人には、実は「別の商品」があるんです。

次回はそちらの商品についてお話しします。 

例の露出狂マニア必着の「アミアミ」です。

それではまた次回お会いしましょう!

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