【感想】ファイントラックのバラクラバ(ドライレイヤーウォーム)で今年の冬を乗り切ろう ! ※冷凍実験あり

山の服

おはこんばんわ。サフィンです。

山間部では紅葉も終わり、冬の訪れと共にバラクラバが恋しい季節になってきました。

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セイラさん

(そんな人サフィンさんだけですわっ)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?サフィンは冬靴が無いので春まで冬眠するかもです。

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セイラさん

部屋の隅でピッケル&アイゼンが泣いてるわよ・・

せめて気持ちだけでも冬山に行った気になろうと、

「ファイントラックのバラクラバ(ドライレイヤー ウォーム)」を先走って買っちゃいました。

同社のバラクラバを買ったのは、これが初めてですが、同じ素材を使ったインナーのレビューが良かったので、「本品も間違いは無いはず!!」と思い買ってみました。

とは言え、バラクラバとインナーシャツとでは勝手が違います。「インナーとしては良くても、バラクラバとして使うにはちょっとな~」という事もひょっとしたら考えられます。

その辺りを詳しく検証していきます。

と、その前に少しだけ本商品の基礎知識だけ入れておきましょう。

 

ドライレイヤーウォームバラクラバの特長

faintruckより

ドライレイヤー®シリーズ史上最高の保温性を備えたあたたかいドライレイヤー®ウォーム生地を採用したインナーバラクラバ。優れた耐久撥水性により、冬山や強風に吹かれる稜線などのシーンで、バラクラバやビーニーとのレイヤリングで、頭部・顔周りの濡れ冷えや口元の凍り付きを抑えます。
ロングセラーだったアクティブスキン®シリーズの後継として、さらに高いレベルの温かさと着心地のよさを追求。かさ高ニットメッシュ構造によって空気層を保持しやすいため、レイヤリング時の保温性を向上させ、スキンメッシュ®の1.5倍の保温性を実現しています。また繊維1本1本の再設計により生地の肌当たりが柔らかく、長期山行にも着用ストレスが少なく、快適な着心地が続きます。抗菌防臭や、静電気を抑制する機能も装備。顎までプルダウンしてもタイトさを感じさせない新構造を採用しています。

■スキンメッシュ®の1.5倍の保温性
■抗菌防臭
■静電気を抑制
■100洗80点の優れた耐久撥水性

【素材】
ポリエステル90%、ポリウレタン7%、複合繊維(ポリエステル)3%

※本商品(ドライレイヤー®ウォーム)は、軽さと機能を両立させるために繊細なニット地を採用しています。繰り返しの摩擦、面ファスナーや枝などのひっかけ、硬い物との接触により、生地に損傷が生じる恐れがありますのでご留意ください。

検証内容

今回の検証内容は以下の7項目となっています。

1.外観
2.伸縮性
3.肌触り
4.サイズ感
5.オイニー
6.汗冷え
7.
撥水性

1.外観

至って普通のデザインですが、①口元に縫い目が来ない、②開口部は布で補強されてる、③鼻まで覆わない時、顎(あご)の下に下げやすいように、ブレス部が頭部と1枚でつながっていないなど、随所に工夫がみられます。

2.伸縮性

伸縮性は安全性にも直結する重要な要素です。目の上や鼻への納まりどころが悪いとイライラしてきます。ピッケル片手に分厚いグローブでの位置調整は容易ではありません。気を取られてると滑落の危険すらあります。

前回の検証でも伸びの良さは証明済みですが、頭の形は千差万別なのでヨレやツッパリが無い事をご確認下さい。

3.肌触り

「サラッ」とした中に温かみを感じます。それはインナーの袖に腕を通した時と同じ印象です。

バラクラバは有ると無いとでは雲泥の差です。生地が厚いと自分の息で濡らしてしまい、乾くのに時間が掛かります。むしろ薄い方が乾燥も早いので活用範囲は広いと思っています。

4.サイズ

サフィンの頭は普通より大きく外周が60cmあります。適応サイズは「L」です。
無駄に鼻も高いのですが、本品は伸びが良いので押し潰されることもありません。Mから始まる国内メーカの商品は鼻が押さえつけられて着けていられなかったです。

5.オイニー

今シーズンから抗菌防臭機能が新たに備わりました。バラクラバにおいてオイニー対策は必須です。

特に2日目以降は朝っぱらから己のオイニーと戦う羽目になるので、必ず防臭機能のある製品をお求めください。

いつもサフィンは小さなスプレー容器にファブリーズを入れて携帯していますが、本品「ドライレイヤーウォーム」にはシュッシュッせずに済みそうです。

今回の執筆中もずっと被って、全神経を鼻孔に集中してテストしましたが、不思議と全くニオイはしませんでした!(スゴイぞこれは!)

6.汗冷え

サフィンは二重でバラクラバを使う事は想定していません。

上の写真の通り、寒い時は「パタゴニアR1プルオーバーフーディー」で対応出来ますし、更に稜線を歩く時はこの上にハードシェル「アークテリクス THETA AR」を着れば完璧です。

冬山は汗をかかない事(=衣類を濡らさない事)が正義なので、乾燥重視で単体での使用を想定しています。

7.撥水性

前回のテストでもその効果は証明済みですが、冬は「雪」が相手です。

降り積もる雪に対し凍結した場合でも、軽く振り払えば「パラパラ・・」と剥がれ落ちてくれる事を期待しています。

今回も検証してみましょう。

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セイラさん

こんな実験するのあなただけよっ!

冷凍実験の前に普通の水で撥水実験をしたいと思います。以下動画を御覧ください。

お気づきになられたでしょうか???問題の場面を切り取ってみました。

そうなんです。
開口部の補強された当布が異なる素材の為、簡単に保水してしまうのです。

コレって普通にマズくないですか・・・?

どうして他の製品同様、同じ素材を使って補強しなかったのでしょうか???
う〜〜〜〜む・・・ 謎は深まります。(※メーカさん 教えて下さい。)

一抹の不安を残しながらも「冷凍作業」に入ります。はい。冷凍作業です。もう作業です。

 

1.用意したスプレーに水を入れて準備完了!

 

2.シュッ、シュッ、シュッと吹き付けていきます。

 

3.大小の水滴が出来るように散布したら、

 

4.後は冷凍庫でしばらく寝かせます。

 

5.出来上がり!! 3時間凍らせました。

 

6.では! 氷の粒が簡単に剥がれるか検証してみましょう。

 

意外や意外、もっと氷がくっついてくるものだと思いましたが、パラパラと取れていきますね。

撥水が効いていると凍っても繊維に絡まず、氷の粒が点で立っているので、いとも簡単に払い落とすことが出来ました。

若干、縫い目の重なり合う部分が湿ってしまいましたが、氷を払い落とした箇所は濡れてはいません。

 

まとめ

想定外の弱点が見つかりましたが、概ね合格です。
事前に弱点を知ることで対策と予防が立てれますので、テストしておいて良かったです。

冬場はテント内も氷点下になります。当然、濡れた衣類をそのまま放置していると凍ってしまいます。寝袋に入れたり、服に入れたりして自分の体温で温めて乾燥させましょう。

最後に、冬本番に近づくと商品自体が欠品しだすので、必要な方は早めに揃えておいたほうが良いです。

ファイントラックオフィシャルサイトの通販サイトは、既に【S/M】が在庫切れでした。(※11月30日時点)

 

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