唐突ですが!!「スコーミッシュフーディ」買うぐらいなら「ガンマSLフーディ」買っといた方がいいよ!って話をします。
ここまで言うのだから、当然ながら私は両方持っています。
これは長年愛用し、出した結論です。
何も無理やり結論付けなくてもいいのに。
「アークで最初の1枚買うならどれにする?」の参考にでもなればと思ってさっ!
一見、見た目的にもよく似たこれら2モデルですが、それぞれの優位性が存在し、使うシーンによって大きく左右されます。
え!?何が左右されるって?
それをこれからじっくり解説していきたいと思います。
そして読み終わった頃にはどちらが自分によりマッチしたモデルなのか「ハッキリ・スッキリ」していることでしょう。
後は迷うことなく納得の上でお買い求め頂ければと思います。
それでは行ってみよ〜!
ガンマSLとスコーミッシュについて
タイトルで結論めいたことを言っていますが、ココからは偏見なしに両者比較していきます。
但し、ガンマSLを主軸にスコーミッシュを補足説明していきます。
最後に「2モデルとも買っとけば?」というオチはあかんよっ
ふっ・・バレてる。
スペック比較
まずはカタログスペックから見ていきましょう。
ガンマSLフーディ
重量 | 310g |
素材 | 二重織りのフォーティアス™ 1.0 |
フィット | トリムフィット |
部類 | ソフトシェル |
アクティビティ | 全天候 |
スコーミッシュフーディ
重量 | 140g |
素材 | Tyono™30ナイロン |
フィット | トリムフィット |
部類 | ウィンドシェル |
アクティビティ | 全天候 |
簡単ではありますが、これら5項目において「スコーミッシュを1基準」とすると、「ガンマSLはその約3倍高い性能」を有しています。
実体験として、真夏であっても朝夕、気温がまだ低い内は「半袖Tシャツ+スコーミッシュ」では普通に寒いです。
かと言って、真夏の昼間に紫外線予防として着られるかと言えば、暑くて着ていられません。
生地が薄いので、汗で肌とスコーミッシュが張り付き、腕周りが動かしづらくなります。
一方、ガンマSLについてですが通気性に優れるので、いくらソフトシェルでも強風が吹くと内部まで風が入ってきます。
日が陰り出した晩秋の稜線でアウターとして使う場合は注意が必要です。
その他の違い
ポケットの有無
ガンマSL スコーミッシュ
ガンマSLには前たて付きのジップポケットが備わっていますが、スコーミッシュにはポケットがありません。
これが非常に不便でいつも「あれ!?」ってなります。(笑)
その代わり?左胸に小物入れのジップポケットがありますが、私の場合、定期券ぐらいしか入れるものがありません。
フード
ガンマSL スコーミッシュ
ガンマSL ガンマSL
両者ともヘルメットには対応しておりません。
フードに関して大きな違いは「ツバの造り」です。
ガンマSLにはしっかりとしたツバがあるため、雨風から顔面をしっかり防いでくれます。
スコーミッシュにも一応ツバはありますが、ガンマSLほどしっかりしたモノではありません。
価格
ガンマSL | スコーミッシュ |
¥26,400 (税込) | ¥24,200 (税込) |
2,200円の価格差について。
以前、他社のウィンドシェルとの比較をしましたが、スコーミッシュが抜きん出て高額でした。
ガンマSLとの造りの違いを考慮したら、スコーミッシュはもう少し価格が安くても良いような気がします。
正直、いくら人気でも、この価格設定はちょっとやり過ぎな気が・・。
下記の記事の中でも触れていますが、スコーミッシュには他には無い機能として、ナイロンなのに「通気性」と「シワ伸ばし」があります。
これが長時間、快適に着続けられる理由であり、多少価格が高くても人気なのかもしれません。
フィールド別の使用時期
これらは実際に私が使用していた場所(フィールド)と、その期間を大まかに表した表になります。
あくまで参考程度に見て下さい。
街着、山着、いずれにおいても1年を通じて使用頻度は「ガンマSL」の方が多いです。
その主な理由として、「スコーミッシュ」は中間着として機能しないからです。
完全アウター仕様になるため、寒くても「スコーミッシュ」の上から何かを羽織るといった使い方が出来ないのです。
また、サイジング的にも腕周りが細く出来ているので、保温性のある衣類を中に着れるように想定されていません。
これが「スコーミッシュ」を時期と使用シーンにおいて限定してしまっている理由です。
逆に「ガンマSL」はソフトシェルの特徴として通気性があるので、1年を通じて中間着としてもアウターとしても活躍するのです。
汎用性に優れるので、季節や使用シーンの幅ははるかにガンマSLの方が大きいです。
ガンマSLの詳細
ジッパー
ジッパーは閉じると風が入る隙間が無いほどしっかりした物が使われ、更にジッパーの内側にも「硬めの前たて」があって内部へ雨風の侵入を徹底して防いでくれてます。
アークマーク
刺繍で誂えてあり高級感があります。
スコーミッシュはプリントですが、反射してこれはこれでカッコいい・・・。
着画
当方は170cm65kgで【サイズS】を着用しています。
胸囲と肩幅が一回り大きいので【サイズS】がピッタリです。
同じ身長でも痩せ型の人は【サイズXS】をチョイスしたほうが、よりスマートに見えるかもしれません。
スコーミッシュの活躍シーン
あくまで私にとって、スコーミッシュは「街着」に最適だと考えます。
極限のフィールドを強いられる自然環境において、スコーミッシュではあまりにも頼りなく、いい思い出がありません。
逆に「街着」には最適極まりなく、いわば「半チャーハン」的な100%の満足感を得るために補完してくれるイメージです。
ただ、如何せん「ポケットが無い」のはツラすぎる!
「ミニマルデザインはある意味、不便である。」と身をもって実感させられますので、カッコいいからと安易に購入すると後悔しますので、その点だけご注意下さい。
以前にもお話したと思いますが、街着には「ノディンジャケット」の方がより適していると思われます。
フードも格納出来るし、左右にポケットも備わっています。
あとがき
「スコーミッシュ」はアークテリクスを代表する人気モデルで、携帯性に優れた防寒着として広く周知されています。
普通に「アークで最初の1枚」として、相応しいと思います。
スーツの上にサラッと羽織るだけで、なぜかバッチし決まる魅力を持っています。
更に胸元のアークマークがリフレクターになっていて、遠目でも「あっ!アークだ!」と気づきます。
でも、これらは「街着メイン」として考えた場合の話であって、「山着」として使用するには少々心もとなく感じるのも事実です。
皆さんの主な使用フィールドはどちらに重きを置かれるでしょうか?
結論1
・「登山」がメイン・・・「ガンマSLフーディー」
・「街着」がメイン・・・「スコーミッシュフーディー」
結論2
・重量より機能重視・・・「ガンマSLフーディー」
・軽量、携帯性を重視・・・「スコーミッシュフーディー」
最終結論
街着でウェアの重量をシビアに気にする理由も無いし、機能性と造りに優れる「ガンマSLフーディー」が「アークのベストバイ」だと私は思います。
山着にしても耐久性、撥水性に勝る「ガンマSLフーディー」の方が、重量差170gと携帯性を上回ると感じます。
ぶっちゃけ、ペラいナイロンに諭吉さんが2枚も飛ぶなんて正気の沙汰ではありませんしね。
でもカッコいい。はは(汗)・・・
結局、両方持っていれば何も悩まず済むんですけどね。
やっぱり、それかい!
だって、どっちも良いんだもんっ
今回は以上です。
皆さんの使い方も教えて下さいね。
ではまた!
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