今日は題名にもあるように「バッテリーチャージャー」のご紹介です。
「ポータブルバッテリー」ではありませんよ。
「ポータブルバッテリー」に充電する「チャージャー」の方です。
電源元はもちろん「太陽」になります。月明かりでは使えません・・。
登山にスマートフォンが必需品の今、お手持ちの「ポータブルバッテリー」が電池切れになったらどうしますか?
夜中に携帯を充電して翌朝「あれ!?もうほとんど残ってないじゃん!」なんてことありませんか?
古いバッテリーほど「減り」は早くなります。
例えば、2泊3日を想定して15,000mAhのバッテリーを用意したとします。
最新のiPhone12 Proのバッテリー容量は3,687mAhになります。
15,000mAh÷3,687mAh=4回の満充電可能=4泊もイケル!余裕じゃん!!
この余裕が本当に合っているか検証してみましょう。
バッテリー容量を鵜呑みにしてはダメ!
動画や写真、GPSやマップ閲覧、SNSやInstagramへの投稿などしていたら、一瞬で減っていきますよね。
(実際にはこんな使い方していたら昼過ぎには空っぽになるのでやめましょう)
仮に辛うじて1日持ったとします。
初日の晩に1回充電したとして、2泊なので3,687mAh×2回充電=7,374mAhを消費しました。
15,000mAh-7,374mAh=残りは7,626mAhです。
当初の想定通り、あと2泊イケルじゃん!
確かに机上では正しくても現場では大外れです。
まずはじめに、「モバイルバッテリー」の容量そのものがメーカー公表値そのまんまとは限りません。
経年劣化により減っている場合もあれば、新品でも実際より少ないことのほうが多いようです。
なので、私は経験上7割に減らして考えます。
15,000mAh×70%=10,500mAh・・・①
そして実際の現場ですが、平地より(iPhoneの)バッテリーの減りは確実に早いです。
電波検索、天候(気温)、画面の明るさ最大にしないと見えない、等々・・
普段より多くのバッテリーを消費しています。
よって、山行で一日に消費する(iPhoneの)バッテリー容量を1.5倍に想定します。
3,687mAh×1.5倍×2泊=11,061mAh・・・②
①-②=▲561mAh
2泊3日を想定し、余裕をもって4泊分のバッテリーを用意したのに、3日めの午後にはバッテリー切れの可能性が出てきました。
「最悪、ルートロストにより3泊を強いられたら・・・」
「山の午後は日が陰るのが早いので、ヘッドライトにもバッテリーを消費されたら・・・」
心配しだしたら切りがありませんが、それら不安を解消してくれるアイテムを準備しておくことで、これら問題ともある程度おさらば出来ます。
そのある程度とは言わずもがな<天気>です。
その点、これからご紹介する商品は<曇り>でも充電してくれます。
ちなみに「モバイルバッテリー」の容量を増やしたところで、無駄に重たいし、無くなれば使い物になりません。
よって、私の推奨は山行に応じた「適切なバッテリー容量の選択」と「バッテリーチャージャー」の携帯です。
RAV Power アウトドアチャージャー
いつもの様に前置きが長くなってしまいましたが、その必要性について理解頂けたと思います。
ようやく商品紹介が出来ます。
山でたまに見かけませんか?バックパックの背中にソーラーパネルを背負っている人を。もしくはテントの天井に貼り付けている人を。
私も使い始めて2年以上経ちますが、いつも役立っています。(もちろん使わない時もあります)
私が購入した商品は「RAVPower RP-PC008 Outdoors Charger」です。
公式サイト:https://www.ravpower.jp
上位モデルの24Wモデルや21Wモデルもありますが、お値段と重量が増しますので、登山に持っていくならシリーズ最軽量の16Wモデル(RP-PC008)がおすすめです。(※下記比較表あり)
バッテリー容量:バッテリー非搭載
充電ポート数:2 ( USB-A × 2 )
重さ:約 450 g
サイズ(折畳時):約 15.5 x 24 x 1.5 cm
サイズ(展開時):約 65.5 x 24 x 0.4 cm
出力:5V/各ポート2.4A MAX
最⼤出⼒:合計最⼤ 16W
太陽光発電の変換効率:最大 21.5%~23.5%
カラー:ブラック
価格:6,999円(Amazon)
RAVPower
- 【高い転換効率&高出力】高効率単結晶ソーラーパネル、太陽光を最大限利用でき、太陽光の転換効率は21.5%-23.5%に達する可能です。各ポートそれぞれ最大5V/2.4Aまで、合計3.2Aまで出力できます。太陽の光がパネルに対して垂直に当たったら季節を問わず急速充電できます。
- 【コンパクト&持ち運びやすい】小型(折り畳み時約24×16cm、展開時約65×24cm)かつ軽量(約450g)で持ち運びやすいです。更に、各角に空けられた穴で、リュック、バックパック、テント、木などに簡単に取りつかることができます。
- 【逆流電防止機能を搭載】USBポートは弊社独自のiSmart技術を採用し、接続したデバイスを自動的に検知し、最適な電流を送ります。テストでは電流が逆流して充電より放電の方が多いということが一度もありません。
- 【防水設計&頑丈~使い道が広い~】丈夫な布地かつ強化されたソーラーパネルを採用し、突然の小雨や小雪等でも耐えられ、日頃のご使用だけでなく、旅行、キャンプ、ハイキング等も最適です。地震など災害時にも非常用電源としても大活躍です!
- 【パッケージ内容】ソーラーチャージャーRP-PC008 x 1、30cm Micro USBケーブル x 1、60cm Micro USBケーブル x 1、カラビナ、取扱説明書(日本語付き)、18か月+12か月(製品登録後)保証。
もし今から皆さんが買われるのなら21W(RP-PC118)がおすすめです。
なぜなら、150g重量は重くなるけど、サイズは小さし、高出力だからです。
しかもなぜか価格まで安くなっている!これは買いですね!!
下記、比較表を見比べ「お好みで」お選び下さい。
RP-PC005 | RP-PC118 | RP-PC008 | |
重量(g) | 754 | 600 | 450 |
最大出力(W) | 24 | 21 | 16 |
展開サイズ(cm) 幅×全長 | 約30×86 | 約30×53 | 約24×65 |
収納サイズ(cm) 幅×全長 | 約30×16 | 約30×15 | 約24×16 |
USBポート数 最大出力 | 3ポート 最大5V/2.4A | 2ポート 最大5V/2.4A | 2ポート 最大5V/2.4A |
ソーラーパネス | 4枚 | 3枚 | 3枚 |
太陽光転換効率 | 21.5%-23.5% | 21.5%-23.5% | 21.5%-23.5% |
価格(円) Amazon(’21/3/28) | 9,399 | 5,999 | 6,999 |
細部詳細(RP-PC008)
展開サイズと収納サイズ
ナルゲン1Lとの比較になります。
USBポート
USBポートはむき出しになっておらず、マジックテープで常時ポケットの中に仕舞えるので雨で濡れる心配もありません。
ソーラーパネル
まとめ
さて、今回はいかがでしたでしょうか?
「え!?」
「山には行かないから必要ないって???」
自然災害時に充電が出来なくて困る事だって、この先無いとは限りませんよ。
「備えあれば憂いなし」なにも山だけに限りません。
備えとして一家に1つ常備しておくと、いつか役立つときが来るかもしれません。
もちろん、そんな日が来ないことを祈っています。
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